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すい臓がん闘病記録80 手術から2年で3年生進級

1日過ぎてしまったけど2021年2月17日膵体部と脾臓を切除というすい臓がんの手術を受けました。がんサバイバー用語では3年生進級ということになります。昨年2年生進級の記事を書いた時は↓1年が長く感じたとのことだったけどこの1年は早かった。一方手術からはもっと経っていそうな気がして、やはり日常に戻ると時間は早まるんだろうな･･･お蔭様で現在再発・転移は無し！主治医及び病院関係者、同僚、私を取り...

リドカインによるバランス非オピオイド全身麻酔は人工心肺をともなった心臓手術に対してスフェンタニルによるバランスオピオイド全身麻酔とくらべて少ない術後合併症と関連する：プロペンシティ対応コホート研究

・リドカインによるバランス非オピオイド全身麻酔の人工心肺をともなった心臓手術における影響に関するデータはない。主要な研究目的として、バランス非オピオイド全身麻酔とオピオイドの副作用に関連する術後合併症との関連性を評価しようとした。・人工心肺をともなった心臓手術を2019年から2021年にうける患者を同定した。心臓移植・左室補助人工心臓・オフポンプ手術の患者を除外後、バランスオピオイド全身麻酔...

術後検診。

昨日は、昨年の手術後の定期検診でこの病院に来た。大きな大学病院での定期検診は大変だ。院内も広く、ただでさえ迷うのに人の多さで更に迷いが増してしまう。けれど院内は綺麗で待ち時間以外はストレスを感じる事は無い。ただ自分もいつ何時、大病に身体が犯されるかわからない年齢に差し掛かったので定期検診により早期発見が病気により弊害が出ない様にしていきたい。一応、今回で術後の経過が良かったのでこの病院では最...

集中治療室か術後回復室に入室した成人のせん妄予防におけるデクスメデトミジン：メタ分析をともなった無作為化臨床試験の系統的レビューと逐次解析

・目的として、有益性か有害性を評価するために、集中治療室か術後回復室でのせん妄予防に対してデクスメデトミジンかプラシーボ/介入なしに成人を割りつけた無作為化臨床試験の系統的レビューをおこなった。・データ元として、Medline・Embase・CENTRAL・他のデータベースを検索した。最終の検索は2022年4月9日であった。・データ抽出として、文献スクリーニング・データ抽出・バイアスリスクツ...

最小侵襲腹部手術への全身麻酔後覚醒時せん妄におよぼす頻回の口頭による見当識注意喚起の影響：無作為化比較試験

・頻回に口頭で時間・場所・人物を注意喚起する見当識戦略が非薬物学的なせん妄管理として広く使用されている。我々の仮説として、この戦略を使用することで覚醒時せん妄が減って回復特性が向上する、とした。・この前向き観察者盲検化RCTで対象としたのは男性と女性の18〜70歳の患者で最小侵襲腹部手術をうけた。全身麻酔からの覚醒中、見当識群の患者(n=57)は頻回に見当識を含めて注意喚起された：『(患者の...

全身麻酔下手術後における遷延性オピオイド使用と疼痛転帰と関連因子：前向きコホート関連性多施設研究

・手術の既往と遷延するオピオイド使用や疼痛の関連性に関しては不十分なものしか前向きによるエビデンスはない。我々は、患者特性・手術・周術期麻酔経過と術後オピオイド消費量・術後3ヶ月での疼痛の関連性を検証した。我々の仮説として、患者特性と術中要因によりオピオイド消費量と術後3ヶ月での疼痛が予測できる、とした。・11の米国の施設と1つの欧州の施設で対象となった患者は脊椎・開胸・膝関節・股関節・腹部...

スガマデクスとネオスチグミンによる残存神経筋ブロック拮抗後における術後輸血リスク：後向きコホート研究

・スガマデクスとネオスチグミンは手術終了時に残存神経筋ブロックを拮抗するのに通常使用される。スガマデクスは検査上の凝固マーカー延長と関連しているが、術後出血や輸血に対する臨床的な関連性は不明なままである。・この後向き単施設コホート研究で解析対象としたのは、206年5月から2020年12月に成人で非心臓手術をうけてスガマデクスかネオスチグミンを投与された患者の診療録であった。主要評価項目は赤血...

ENIGMA II試験の術後肺合併症：事後解析

・亜酸化窒素(N2O)は高濃度で吸入すると換気不十分な肺区域での吸収性無気肺を助長する。ENIGMA試験によれば、主要な手術においてN2O麻酔により術後肺合併症(PPCs)と創傷敗血症がN2OなしでのFIO2 0.8とくらべて高い頻度でみられた。より大規模なENIGMA II試験では患者をN2OかFIO2 0.3での空気に無作為化したが、創傷感染や敗血症に影響をおよぼさなかった。しかしながら...

高齢手術患者におけるFRAILスケールと術後合併症の関連性：系統的レビューとメタ分析

・いくつかのフレイルのスクリーニングツールで手術後の死亡率や合併症を予測することが示されてきた。しかしながら、これらのツールは直に評価して作成されたもので、術前に仮想的な評価では使用できない。FRAILスケール(倦怠感・負荷・歩行・疾病・体重減少)は簡易的な評価法で、仮想的におこなえたり自己評価できるものだが、高齢手術患者における術後転帰との関連性は不明である。この系統的レビューとメタ分析(...

胸部手術後における術後心房細動の予測因子と影響：最新レビュー

・このレビューでは胸部手術後の心房細動に関する19の研究(39,782人の患者)をまとめ、この集団における心房細動の病態生理・頻度・合併症に加えて予防と管理に関して述べた。興味深いことに、心房細動はほとんどがそれまでこの疾患をもってなかった患者で同定される。アミオダロンによるリズムコントロール最もよくみられる治療で、ほぼ全ての患者が洞調律で退院する。主要な予測因子は年齢；男性；心房細動の既往...