"#書評" の検索結果 93 件
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百田先生「きまぐれライブ」ウケる🙊
今日のライブ拝見しました。野球全然興味ないんで見てなかったんだけど。監督さんのコメントの話、へぇーってなった。お世辞には お世辞で返して 角立てずこれがジャパン💦のルールだよね。お世辞もすぎるとイヤミかなってのは、たしかにある。普通は、「おたくのチームは強かった。勝ったのは運が良かった」「何をおっしゃいます、監督。おたくこそ強い。秘訣を教えてくださいよ」こうゆうの、日...
2023/03/13 04:36 - 憂き世忘れ -
「文壇いろはにほへと武芸帳-嵐山光三郎」ぼくの交友録的読書術から
「文壇いろはにほへと武芸帳-嵐山光三郎」ぼくの交友録的読書術から編集者という商売には文人系体力が必要で、企画する本能と持続する意志、あとは茶目っ気と義理人情があればどうにかやっていける。大村彦次郎氏は、なかば伝説と化した編集長であって、三十年前に山口瞳邸の正月宴会でお目にかかってからは、勝手に「大村組子分」を詐称している。しかし、大村組子分を詐称する編集者出身の文筆業者は、私が知っているだけ...
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シチリアの奇跡
敬愛するパイセン、島村菜津さんの「シチリアの奇跡」2月4日付けの東京新聞に書評を書かせていただきました。https://www.tokyo-np.co.jp/article/229258小さな島で3桁もの人がマフィアに殺されてきたのに屈せずに文字通り「クリーンな」食と産業を構築しようとする人々。小手先でやって売り文句にしてるような"エシカル"ではなくて、ドスっと臓腑に抉り...
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【読書】金融を学ぶ
私が経理部門で勤務していた頃、「金融とはなんぞや」を学ぶために購入した本が「金融読本」です。私は文系学部の出身なので、私の周りにはいわゆる「金融系」に就職した人がたくさんおりました。しかし、当時、司法試験の勉強に終始し就職活動をしていなかった私にしてみれば、「金融」ってなんぞや?という感じでした。そんな人間が、いざ就職をして、最初に配属されたのが経理部門でした。経理部門の中でも、決算業務がメ...
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【読書】職業としての学問
「職業としての学問」は、ドイツの学者であるマックス・ウェーバー(1864-1920)の著作です。彼の著作の中では、「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」という本のほうが有名かもしれません。学問を職業とすることの幸福と厳しさについて、当時の社会情勢に基づいて書かれています。当時と現代とでは状況がだいぶ異なるはずですが、それでも、今に通じる、的を射ていると感じる部分があるのは、学問のもつ...
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再読(1月16日)
再読(1月16日)朝家事は洗濯である。昨日やらずに先送りしたが、状況は変わらずで部屋干しとなった。天気のことだから仕方がない。諦めよう。昼飯喰って、一息入れて、散歩は断念して室内でスクワットなどしつつ、鴬パンなど噛りつつ借りてきた『大衆酒場の達人』(2016年3月宝島社刊)の中から「キンミヤ」の記事を読む。キンミヤとは大衆酒場でよく置かれている甲類焼酎のことで、雑誌らしい取材記事の文章をコチ...
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評価というモノサシの重要性
マスコミ記者は、情勢分析のスキルがなく、日本が悪い方に向かえばいいという前提で記事を書く傾向がある。円安加速すると、円安を困った事象と捉える悲観的記事だらけとなる。円高時代もそうだったはずだ。何か大きな変動が起きると、日本は悪い方に進む、そういう発想しか持てない、マスコミ記者は未熟な人たち揃いである。自分で分析する習慣があれば、マスコミ記者の書いた記事などほとんど参考とならない。一例を挙げた...
2022/12/16 16:41 - 街談巷説 日本富国強靭化白書 -
「編者の事情-山田裕樹」集英社文庫アンソロジー患者の事情から
「編者の事情-山田裕樹」集英社文庫アンソロジー患者の事情から人の人生を変える一冊、という本があるそうな。私には、なかった。というより、人生変わったと思ったけれども別の本を読んだらまた変わってしまい、結局、なにがどうなったのかわからんうちに、馬齢を重ねてしまった、というのが正しいかもしれない。もっとささいなものを変えてしまった作品は、確かにいくつか存在した。たとえば、渡辺淳一「薔薇連想」である...
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「『うらなり-小林信彦』の解説-夏目房之介」本デアルから
「『うらなり-小林信彦』の解説-夏目房之介」本デアルから『孫が読む漱石』という本を書き、その中で『坊っちゃん』について〈表層的には痛快かもしれないが、じつは暗い話の気がするなあ〉と書いた。若い頃はもちろん、その後何度か読み返したが、別段そんな印象を受けたことはなかった。初めて、漱石を分析の対象として読んだら、これまで感じないことを色々と感じたのである。坊っちゃんの景気のいい江戸弁でごまかされ...
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「『どくとるマンボウ医局記-北杜夫』の解説-なだいなだ」どくとるマンボウ医局記中公文庫
「『どくとるマンボウ医局記-北杜夫』の解説-なだいなだ」どくとるマンボウ医局記中公文庫北杜夫は慶應大学の神経科医局にほぼ十年間助手として在籍していた。当時多くの大学では、何科であるかを問わず大部分の助手がいわゆる無給医局員の身分で働いていた。有給のポストもあるにはあったが、古株の助手の一人か二人が、四、五年待った末にようやくありつけるほど僅かだった。有給といっても、北杜夫がこの医局記の中で書...