エキサイトブログ

5つの商用化された『麻酔深度』モニターは同様な覚醒様EEG信号に対応する臨床的推奨が一致しない

・『麻酔深度』モニターは全身麻酔中の鎮静深度をEEGから測定するといわれており、医師らは同じEEG信号で表示されればモニター間で当然として同一なものと予期している。52症例のEEG信号で術中の浅い麻酔パターンを示すものを取り上げて、(手術後)覚醒中にみられるものと同様で、それらを対象として5つの商用化されたモニターで解析した。・5つのモニター(BIS・Entropy-SE・Narcotren...

全身麻酔をうけた成人での自動車事故リスク：後向きケースクロスオーバー研究

・手術により認知機能や身体機能の一次的な低下をきたし、それが運転の安全性に影響をおよぼす可能性がある。我々の仮説として、自動車事故リスクが手術前とくらべて手術後の方が高い、とした。・我々はニュージャージー州健康安全転帰データベースからの集団ベース観察データ内でケースクロスオーバー研究をおこなった。対象とした18歳以上の有効な運転免許をもった成人で、ニュージャージー州の急性期病院にて2016年...

区域麻酔法と術後せん妄：系統的レビューとメタ分析

・術後せん妄は高齢の手術患者でよくみられるものである。予測因子の包括的な項目は不明なままであるが、区域麻酔法をとりいれたオピオイドを温存するやり方はせん妄の頻度をさげることが示唆されている。この話題に関する確定的なエビデンスが不足しているため、我々は系統的レビューとメタ分析をおこなって、区域麻酔や区域鎮痛が術後せん妄におよぼしうる影響を検証しようとした。・PubMed・Embase・Coch...

股関節全置換術後の30日転帰におよぼす脊髄くも膜下麻酔と全身麻酔の影響：対応ペアコホート解析

・股関節全置換術の合併症が麻酔法(脊髄くも膜下麻酔と全身麻酔)と関連しているかどうか、はいまだ確立していない。本研究では、脊髄くも膜下麻酔と全身麻酔が股関節全置換術後における医療資源利用と副次評価項目におよぼす影響を評価した。・研究デザインは、プロペンシティ対応コホート解析であった。・研究の場は、米国外科学会全国手術品質向上プログラムに2015年から2021年に参加した病院であった。・患者は...

被写界深度合成でホトケノザ @ M.Zuiko Digital ED 90mm F3.5 Macro IS Pro

LUMIX DC-G9M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS ProRAW, SILKYPIX Developer Studio Pro 11※クリックすると長辺1500pixelで表示されます。またまた、SYLKYPIXで被写界深度合成です。撮影条件補正幅 +2、撮影枚数 30枚、ISO800、F8、SS 1/2000、電子シャッター、手持ち1枚目が合成...

再読(２月２６日)

再読(２月２６日)晴れ、風強し。丁度一年前怪我をしなかったのが不思議なくらいの大転倒をした。朝家事は洗濯で一部部屋干し。来月分の小遣いを頂く。「無駄遣いしないでね｣と云われながら頂くという立場になってしまった。俳壇を届けてくれた。やる気なく放物線に豆撒くや(宮野隆一郎)を書き留めた。体が硬くなり靴下がはきにくくなってきた。履けなくなると困るので椅子中心から畳に坐す生活に努めることにした。畳の...

被写界深度合成で沈丁花 @ M.Zuiko Digital ED 90mm F3.5 Macro IS Pro

LUMIX DC-G9M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS ProRAW, SILKYPIX Developer Studio Pro 11撮影条件補正幅 +2、撮影枚数 20枚、ISO1600、F5.6手持のためISO感度を上げてSS 1/2000secとしシャッターショック防止のため電子シャッター使用。

麻酔後回復室せん妄のリスク分類におけるベースラインEEG記録の術前特性

・麻酔後回復室せん妄(PACU-D)は重大な状況で大きな医療的ならびに社会経済的な影響がある。特に、PACU-Dは高齢患者の術後合併症でよくみられる。PACU-Dは術後せん妄と関連している可能性があるため、リスク患者を早期に検出してPACU-Dを予防する戦略をとることが重要である。我々は、手術と全身麻酔後にPACU-Dを発症した患者と発症しなかった患者のEEGベースライン特性を特徴づけた。・...

最小侵襲腹部手術への全身麻酔後覚醒時せん妄におよぼす頻回の口頭による見当識注意喚起の影響：無作為化比較試験

・頻回に口頭で時間・場所・人物を注意喚起する見当識戦略が非薬物学的なせん妄管理として広く使用されている。我々の仮説として、この戦略を使用することで覚醒時せん妄が減って回復特性が向上する、とした。・この前向き観察者盲検化RCTで対象としたのは男性と女性の18〜70歳の患者で最小侵襲腹部手術をうけた。全身麻酔からの覚醒中、見当識群の患者(n=57)は頻回に見当識を含めて注意喚起された：『(患者の...

腰椎手術後転帰におよぼす麻酔法の影響比較：全米手術品質向上プログラム2009〜2019年の後向きプロペンシティスコア対応解析

・脊椎手術転帰におよぼす麻酔法の影響は議論の余地がある。大規模な全国患者集団を使って、腰椎除圧術後転帰を区域麻酔(RA：脊髄くも膜下麻酔か硬膜外麻酔)か全身麻酔(GA)下で比較した。・後向き集団ベース研究で米国外科学会全米手術品質向上プログラムデータ(2009〜2019年)を対象とした。患者は患者背景と手術変数で3：1(GA：RA)にプロペンシティスコア(PS)対応させた。主要評価項目は麻酔...