"円座" の検索結果 107 件

  1. 句集「睦月」

    句集「睦月」

    「円座」同人の三好康子さんの第二句集「睦月」が刊行されました。あとがきによりますと、この題名は六十年間、苦楽を共にされているご主人様の誕生月にちなんでつけられたとのこと。十年前の第一句集の題名は、ご自分の誕生月の「水無月」。お二人の誕生月を第一句集名、第二句集名にされたお気持を思うと、感動を覚えます。今更ながら句集名の大切さを感じました。また、装丁も句集名に添っていて美しいです。主宰が寄せら...

  2. 黄鶯睍睆(七十二候のうち立春の第ニ候)

    黄鶯睍睆(七十二候のうち立春の第ニ候)

    『七十二候めくり日本の歳時記』という素敵な卓上カレンダーをいただきました。美しい七十二枚の写真を五日ごとにめくって眺めています。この五日間の候は〈黄鶯睍睆(こうおうかんかんす)〉です。写真は雪嶺の富士山を背景にした白梅の梅林です。そんな一日、春を感じに「愛知県陶磁美術館」へ出かけました。折しも、美術館では『アーツ・アンド・クラフツとデザイン(ウィリアム・モリスからフランク・ロイド・ライトまで...

  3. 円座72号

    円座72号

    「円座」2023年2月号が届きました。主宰の十句 雨畑硯(あまはたすずり)「花びらの白の深まる冬隣」「秋声を聞くや雨畑硯より」「ふぢばかま穂となり蝶を招きをり」「中也忌の見上げて大きやどり木よ」「車椅子金木犀を離れけり」「行く秋や夜は宇治川の音聴かん」「宇治端にもたれて秋を惜しみけり」「しろがねの淡竹(はちく)を伐るも冬仕度」「白壁にかりがね寒き頃の影」「なだらかな大和の山と冬を待つ」中田...

  4. 令和5年卯の年

    令和5年卯の年

    2023年・令和5年卯の年が始まりました。年女です。果たして次の卯の年が私に巡ってくるのか、ふとそんなことを思う年始を過ごしました。去年は大晦日に家族揃って餅つきをしました。餅つきといっても「もちっこ」という電動餅つき機での餅つきです。それでも、前の晩に⒌6キログラムの餠米を洗米して笊にあげて準備しました。3家族分の鏡餅、伸し餅、あん餅、きな粉餅そして大根おろし餅など作りました。作りながら食...

  5. 雪

    クリスマスの前日の朝、雪が降りました。近年にない積雪でした。松に雪です山茶花に雪です柚子に雪です畑の葱は雪に埋まっています。玉ねぎの苗も葉先が辛うじて見えているだけです。お正月の雑煮用の小松菜は遅蒔きでしたので、やっと葉を伸ばし始めたところです。この雪のせいで使い物になるかどうか心配です。思いがけないクリスマス前日の雪、雪が植木や蔬菜を浄めてくれたと思うことにします。「松を打つ雪は鱗のかたち...

  6. 円座71号

    円座71号

    「円座」2022年12月号が届きました。主宰の十句円座「縁側に円座置かれし宿場町」「店番の婆の坐りし円座かな」「円座から眺めてをりし地蔵川」「青東風に吹かれ中山道をゆく」「さるすべり翁のあとを追ふ旅ぞ」「泉あり翁の詠みし泉あり」「歳を経し吾が影映す泉かな」「指漬けて指透き通る清水かな」「藺の匂ひ失せし茶店の円座かな」「ときをりは鳥の影さす円座かな」「俳句」十月号より中田剛氏の五句〈六情全滅〉...

  7. 冬はじめ

    冬はじめ

    立冬も過ぎ冬のはじめの頃となりました。いつもの川沿いの散歩道も冬はじめの色合いの景色となりました。一昨晩、見事な月食ショーを見せてくれた月が西の空に薄くかかっています。田んぼは刈田となり、土手の枯草色や雑木林の枯葉色と相まって、何とも落ち着きのある佇まいです。「秋のきりん草」もむしろ、冬はじめの頃のほうがしっくりするような気がします。いままで目立たなかった雑木(漆?)が紅葉し、ぽっと明りを灯...

  8. 古墳巡り

    古墳巡り

    少し前になりますが、10月10日に名張市の美旗古墳群を巡るフィールドワークに参加してきました。特別古墳好きでもありませんが、美旗古墳群という名称に惹かれたのと、そろそろどこかへ行きたいという気持ちが自然と一つになった結果でした。集合場所の近鉄伊賀神戸駅に着くと、案内役の企画担当者と、歴史探検隊隊長の先生が出迎えて下さいました。参加者は7名、みなさん私より若い方々です。それに古墳マニアの方ばか...

  9. 句集光エトランゼⅡ

    句集光エトランゼⅡ

    「円座」同人の髙木ひかるさんが第二句集「光エトランゼⅡ」を刊行されました。平成21年に第一句集「光エトランゼ」をご上梓されています。あとがきによりますと「生きている限り常に旅人であるという思いから、表紙の色だけを変えて、敢えて同じタイトルの儘にいたしました」とのことです。読み進めていくと本当にそのことが実感できます。第一句集では、シルクロードの隊商宿・キャラバンサライの句が印象的だったことを...

  10. 円座70号

    円座70号

    「円座」2022年10月号が届きました。主宰の十句土用入「泉にて手を洗ひをる土用入」「時雨庵の青き畳や土用入」「さはさはと掃くや土用の青畳」「噴井あり翁の詠みし噴井あり」「さざ波に雲の動ける清水かな」「芭蕉像涼しくをはす時雨庵」「蓮如上人ゆかりの寺や蟬時雨」「大の字に昼寝をしたき時雨庵」「ひと休みして旅籠の縁台に」「蝉時雨卯建(うだつ)のあがる小林家」中田剛氏の五句かざぐるまより一句「風つよ...

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